COMPEO特集: 木材との関係は?
天然繊維複合材料
何千年もの間、人類は木材を使って家、馬車、橋、船を造ってきました。亜麻や麻などの天然繊維はロープ、帆布、穀物袋の素材となりました。こうした歴史はコンパウンディングとどのように関係するのでしょう。これまで数世紀にわたり、こうした天然繊維を利用、加工、応用するために新たな用途や技術が開発されてきました。その1つが天然繊維複合材料です。これは化学薬品を使って天然繊維を結合させることによって作られます。亜麻、麻、ジュート、サイザル麻、綿から木材、おがくず、籾殻まであらゆる天然繊維が添加剤を使って強力な複合材に姿を変えます。こうした天然繊維複合材は、柔軟で伸張性があり衝撃を吸収する性質と比較的軽量であるという利点を併せ持っています。さまざまな製品に使用できますが、主な用途としては自動車や航空機などが中心になります。つまり、現代の重要な輸送手段と繋がりがあるのです。木製馬車に端を発する木材との関係が、自動車産業の天然繊維複合材で完結するというのは興味深い話です。

ブッスは創業以来100年の歴史の中で蓄えた技術を基に、これまで実証されてきた製品コンセプトやそれをさらに発展させるタイミングを良く理解しています。2018年にブッスが発表し好評を得ている次世代向け新型混練機「COMPEO」は、コンパウンディングの業界で長年培ったノウハウと革新的なエンジニアリングとが融合したものです。実証済みの製品コンセプトを基にそれをさらに進化・向上させ、より効果のあるものにできること、これこそがブッスの強みと言えます。ブッスのCOMPEOは、さまざまなコンパウンディングのニーズに合わせてカスタマイズが可能であり、天然繊維複合材はその一例にすぎません。
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